Shadowrocketの画面に表示される項目は、大きく3種類に分けられます。Home、Config、Data、Settingsは画面の入口、Global RoutingのProxy、Direct、Config、Sceneは通信の処理方法、Subscribe、Connectivity Test、On Demandは読み込み・テスト・条件に応じた接続に関する項目です。利用するサービスとサブスクリプションをすでにお持ちで、どの項目を操作すればよいか迷っている方向けに、同じ単語が場所によってどう異なるか、接続時に何をどの順番で確認するかを説明します。
画面のタブと接続状態を区別する
画面下部のタブは、表示するページを切り替えるもので、接続の有効・無効を示すものではありません。Configを開いてもルールに沿った通信処理は始まらず、Dataを開いても接続は開始されません。現在の状態はHomeに戻り、接続スイッチ、選択中のサーバー、Global Routingの設定を確認してください。
| 画面表示 | 主な用途 | 混同しやすい点 |
|---|---|---|
| Home | サーバーの管理、既定サーバーの選択、接続操作やテストを行います。 | サーバーが一覧に表示されていても、選択済み・接続済みとは限りません。 |
| Config | 構成ファイルの管理・編集、ルールや関連設定の確認を行います。 | ファイルを管理する画面であり、Global Routingで現在選択している処理方法ではありません。 |
| Data | 通信量や接続履歴を確認し、リクエストの経路を調べるのに役立ちます。 | 端末上の記録は、サービス提供元のアカウントに表示されるプランの使用量の代わりにはなりません。 |
| Settings | アプリの動作やサブスクリプション関連の設定、On Demandなどを変更します。 | 設定項目のスイッチとHomeの接続スイッチは、別の機能を制御します。 |
操作手順を読むときは、項目の場所を含めた経路全体を確認してください。たとえばHome → Global Routing → Configの最後の項目はモードです。一方、「画面下部のConfigを開く」は構成ファイルのページを指します。単語だけを覚えて場所を見落とすと、誤操作につながりやすくなります。
Home:読み込み・選択・接続の手順
Homeは、日常的な接続操作の起点です。Subscribeはサーバーのサブスクリプション形式を指し、クライアントアプリの購入項目ではありません。読み込み後にサーバーが一覧に表示されても、データが一覧に追加されたことを示すだけです。既定のサーバーを選択してから、接続スイッチをオンにしてください。以下は、ご自身で有効なサブスクリプションをお持ちの場合の手順です。
-
追加画面を開く
Homeを開き、右上の「+」をタップして、TypeからSubscribeを選択します。プロトコル名が表示されても、サブスクリプションのURLを個別サーバーのアドレス欄に入力しないでください。
-
サブスクリプションを保存する
ご自身のサブスクリプションURLをURL欄に入力して保存します。
https://example.com/sub?token=xxxxは形式を示すための架空の例で、接続には使えません。実際のURLに含まれるtokenは認証情報として安全に管理してください。 -
サーバーを選択する
Homeに戻り、サブスクリプションの内容が読み込まれていることを確認します。使用するサーバーをタップし、項目の左側に選択マークが表示されているか確認してください。サブスクリプション名は一覧を分類するためのもので、接続先は個々のサーバーです。
-
接続を有効にする
Home → Global Routingで現在の選択を確認してから、Home上部の接続スイッチをオンにします。初回にシステムからVPN構成の追加を求められた場合は、画面の案内に従って許可してください。
-
接続をテストする
HomeでConnectivity Testを実行し、実際に利用する接続先にもアクセスして確認します。テストの成功と目的の接続先が利用できることは、別々に確かめてください。接続スイッチの状態だけでは判断できません。
Subscribeの更新では、サービス提供元からサーバーデータを再取得します。サービスの購入やアプリのアップデートではありません。更新する前に、ご自身のサブスクリプションURLへ現在のネットワークからアクセスできるか確認してください。更新に失敗した場合は、まずエラー内容を記録しましょう。使用中の選択内容を失わないよう、続けて削除・再読み込みを繰り返すのは避けてください。
Global Routing:Proxy・Direct・Config・Sceneの違い
Global Routingは、Shadowrocketで処理する通信にどの経路を適用するかを決めます。サーバーがShadowsocks、VMess、VLESS、Trojan、Hysteria2、WireGuardのどのプロトコルを使うかとは別の設定です。前者は経路の選択方法を制御し、後者はサーバー接続に使うプロトコルを示します。モードを切り替えても、サーバーのプロトコルは変わりません。
Config
おすすめ現在選択中の構成にあるルールに従ってリクエストを処理します。結果はDIRECT、PROXY、または構成内で定義されたポリシーになります。これは、設定の入手元が明確で、ルールの内容を確認済みであることが前提です。すべてのリクエストをプロキシ経由にする必要はありません。
向いている用途:ルールを設定済みで、接続先に応じて経路を分けたい場合。
Proxy
Configモードのような個別ルールによる振り分けを行わず、Proxyの処理方法を適用します。一時的な比較テストに使えますが、プロキシ接続の可否は選択中のサーバーやネットワーク環境にも左右されます。
向いている用途:同じ接続先・同じサーバーのまま、ルールによる振り分けの影響を一時的に調べたい場合。
Direct
Directの処理方法を適用し、選択中のプロキシサーバーを経由せずにリクエストを送信します。接続スイッチがオンでも、リクエストが必ずプロキシ経由になるとは限りません。
向いている用途:現在のネットワークで直接接続した場合の状態を確認し、問題がプロキシ経由の場合に限られるか調べたいとき。
Scene
Sceneの設定に従って、該当する処理方法を適用します。選択する前に、設定済みのSceneとその条件を確認してください。Sceneは別のサーバーではなく、必ずConfigと同じ動作をするものでもありません。
向いている用途:Sceneを設定・確認済みで、シーンに応じた接続方法を使いたい場合。
トラブルシューティングでは、一度に変更する条件を1つに絞ってください。たとえばサーバーと接続先は同じまま、ConfigとProxyだけを切り替えて比較します。結果が異なる場合は、ルールの適用先やポリシーの設定を確認しましょう。すぐにサーバーの故障と決めつける必要はありません。テスト後は普段使う設定に戻し、一時的な変更を残さないようにしてください。
Config:ファイル画面・モード名・ルールキーワード
画面下部のConfigでは構成内容を管理し、Global RoutingのConfigではその内容を使って通信を処理します。ファイルが読み込み済みであること、ファイルが選択されていること、Global RoutingがConfigに設定されていることは、それぞれ別に確認が必要です。未選択のファイルを編集しても、現在のリクエストにそのルールがすぐ適用されるわけではありません。
同じ単語が指す場所
- 画面下部のConfig
- 構成ファイルの管理・選択・編集を行います。
- Global Routing → Config
- 現在の構成にあるルールに従って通信を処理します。
- ルール内のPROXY
- ルールが指定する処理アクションです。画面上のProxyモードとは区別してください。
- ルール内のDIRECT
- このルールに一致した場合、直接接続します。
まず単語が表示されている場所を確認し、ファイル・モード・個々のルールのアクションのどれを指すか判断してください。
ルールキーワードの見分け方
- DOMAIN-SUFFIX
- ドメインの末尾に基づいて接続先のドメインを照合します。
- IP-CIDR
- IPv4アドレスの範囲に基づいて照合します。
- GEOIP
- IP地理情報データベースの地域分類に基づいて照合します。
- FINAL
- それ以前のルールに一致しなかった場合に使われる最終ルールです。
ルールは記載順に照合されます。GEOIPの分類結果だけで、接続先の実際の所在地を判断することはできません。
以下は[Rule]部分の構文例であり、サーバー接続用の設定ではありません。example.comは例示用のドメイン、192.0.2.0/24は文書用の例示ネットワークです。実際の用途に適したルールセットとしてそのまま使わないでください。
[Rule]
DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
IP-CIDR,192.0.2.0/24,DIRECT
GEOIP,CN,DIRECT
FINAL,PROXY
たとえば最初のルールに一致すると、その時点でPROXYとして処理され、最後のFINALで経路を決めることはありません。前の3つのルールのどれにも一致しなかった場合に、FINALが適用されます。ルールを読むときは、左側の照合条件と末尾のアクションの両方を確認してください。DOMAIN-SUFFIXだけを見ても、リクエストが直接接続されるかは判断できません。
DataとConnectivity Test:記録とテストの役割
Dataでは接続や通信量に関する情報を確認し、Connectivity Testでは接続確認を実行します。前者は「リクエストが発生したとき、どの経路を通ったか」、後者は「今回のテスト先から応答があったか」を調べるのに役立ちます。どちらか一方だけで、すべてのサイト・プロトコル・長時間の通信が使えると証明できるわけではありません。
確認方法:条件を固定して個別に見る
Home → Connectivity Test
- テスト時に選択していたサーバーとGlobal Routingの設定を記録します。
- 応答時間、タイムアウト、失敗の表示を区別し、数値が小さいからといって帯域幅が保証されると考えないでください。
- テスト後、実際の接続先にもアクセスし、その結果を確認します。
Data
- まず判別しやすいリクエストを1件実行し、発生時刻の前後にある記録を確認します。
- 表示されている接続先、経路、ルール情報を確認します。実際に記録される項目に基づいて判断してください。
- 記録を共有する前に、サブスクリプションの認証情報、サーバーアドレス、個人の閲覧内容を隠してください。
テスト結果が示すのは1回の確認結果で、接続記録が示すのは個々のリクエストです。プランの残り容量は、ご自身のサービス提供元のアカウントで確認してください。
Webページが開かなくても、Connectivity Testが成功した場合は、ページの名前解決やルールの適用結果をさらに確認してください。異なる接続先に対する2つの結果をひとまとめにして判断しないようにしましょう。反対に、1回のテストがタイムアウトしても、すべての接続が失敗しているとは限りません。テスト先とその時点のネットワークを確認し、実際のリクエストでも再確認してください。
SettingsとOn Demand:動作設定であり、サーバー選択ではない
Settings → On Demandは、条件に応じて接続を開始するための設定画面です。接続するタイミングや接続しない条件を設定しますが、サブスクリプションの読み込みや、利用可能なサーバーの選択は行いません。条件を満たして自動接続が開始されても、サーバーの設定が誤っていたりサービスが利用できなかったりすると、リクエストは失敗します。
- まず手動接続で確認:Homeでサーバーを選び、手動で接続して目的の接続先が使えることを確認してから、自動接続の条件を設定します。
- 次に条件を確認:設定済みのWi-Fi、モバイル通信、ドメインの条件と対応する動作を確認します。全体のスイッチをオンにしただけで、条件の内容を確認しないままにしないでください。
- 接続と経路を区別:On Demandは接続を開始するタイミングを決めます。接続後のリクエスト処理は、Global Routingと現在の構成によって決まります。
- 自動再接続を確認:手動で接続を切った後に再接続する場合は、Settings → On Demandに戻り、有効・無効の状態と適用条件を確認してから、システムのVPN状態を確認してください。
Settingsのサブスクリプション関連項目は、サブスクリプションの取得方法に影響しますが、サービス提供元から返された誤ったサーバー設定を修正するものではありません。操作する場所が分からない場合は、まず目的を整理してください。Homeはデータの追加、Configはルールの編集、Dataはリクエストの確認、Settingsはアプリの動作変更に使います。英単語を1つずつ暗記するより、この分類を覚えるほうが実際の操作に役立ちます。
よくある質問:画面の場所から問題を探す
画面下部のConfigをタップしたのに、なぜ直接接続されるのですか?
画面下部のConfigはファイル画面を開くだけです。Home → Global Routingに戻り、Configが選択されているか確認してから、現在選択中のファイルと接続先に一致するルールを確認してください。モードが正しくても、DIRECTに一致する接続先は直接接続されます。
Subscribeで読み込んだ後も接続できないのはなぜですか?
Homeに戻り、サーバーが一覧に表示され、既定のサーバーが選択されていることを確認します。次に接続スイッチとGlobal Routingを確認してから、Connectivity Testを実行してください。一覧が空の場合は、ルール編集に進む前にサブスクリプションの取得失敗を解決しましょう。
スイッチはオンなのに、DataではDirect経由に見えるのはなぜですか?
まずHome → Global RoutingがDirectになっていないか確認してください。Configの場合は、そのリクエストがDIRECTに一致していないか確認します。接続状態とリクエストの経路は別の情報です。同じリクエストの記録を基に判断してください。
接続を切っても自動で再接続する場合、どこを変更すればよいですか?
Settings → On Demandを開き、現在のネットワークに該当する接続条件がないか確認します。原因を調べる間はOn Demandを一時的に無効にし、Homeに戻って手動接続と比較してください。サブスクリプションや構成ファイルを先に削除する必要はありません。
ShadowrocketはAppleプラットフォーム向けのクローズドソースの有料アプリで、主にiPhoneとiPadで利用できます。入手先はApp Storeのみです。開発元はShadow Launch Technology Limited、アプリIDは932747118です。システム要件、互換性、ユニバーサル購入の対応状況は、App Storeの掲載情報をご確認ください。クライアントアプリの買い切り購入は、サーバーのプラン料金とは別です。本サイトではサーバーやサブスクリプションを提供・販売・推奨していません。